省エネ・創エネ お役立ちコラム
2020年02月25日蓄電池
蓄電池の訪問販売業者が増えています!ご注意ください!
【訪問販売でわざわざモノを買いますか?】
何かものを買うときに「わたしは訪問販売から買います。」という人はいないのではないでしょうか?
それでも結果的に訪問販売から何かを買う人がいるということは本当に欲しいものだったか、またはセールスマンの人が良くすごく気があったとかいろいろ理由はあるでしょう。
最後にはご自身で納得して満足できていれば問題はないのかもしれません。
ですが、それが実は嘘をつかれていたり騙されていて、全く必要のないものを買わされてしまっていたり、市場の価格よりも破格の値段で買わされていたとしたらどうでしょうか?
訪問販売が全て悪いわけではありません。
ですが、このような悪いケースがある以上、十分に気をつけなければならないのは事実ですし、自分自身でトラブルにならないように気をつけなければなりません。
【蓄電池の訪問販売が増えている理由】
現在、太陽光発電システムを設置して10年経過し売電が終わってしまった方、またはもうすぐ終わってしまう方がこれから続々と出てくるため、蓄電池の訪問販売会社はそのような対象のご家庭にさまざまな方法で声をかけています。「うちにも来たことあるよ。」という声も多く聞くようになりました。
【訪問販売に騙されないために注意点すべきこと】
先に書いた通り訪問販売の会社が全て悪質ということはありませんが、トラブルになるケースが多いことも事実ですので注意しなければなりません。
訪問販売のセールスマンから以下のような提案や行動、説明がひとつでも当てはまったら要注意です。
□何か理由をつけて極端な値引きをする。
「モニター価格です」「工事費無料です」など
□その場での契約を強引に迫る。
なかなか帰らず何時間も居座る。
□見積内容や工事内容の説明が不十分。
セールスマンが内容を理解していない。また契約に障害になるような重要な説明をあえてしない。
□太陽光発電の買取制度がなくなり売電ができなくなる。
FIT終了により制度で決められた高値では売電できなくなるが、大手電力会社や新電力会社による買取サービスで売電は継続できる。
□蓄電池を設置しないと損をする。
□蓄電池導入による効果で投資分は回収できる。
□10年以上の太陽光発電には蓄電池を設置しなければならない。
蓄電池は太陽光発電と併設することで太陽光の余剰電力をより有効活用できることは正しいですが、太陽光発電とは違い経済効果により投資分の回収はしにくい商品であること、また設置することについて推奨はされていますが義務ではありません。
【蓄電池もクーリング・オフできる?】
もし契約してしまったとしてもキャンセルしたい場合はクーリング・オフ制度が利用できます。
クーリング・オフは消費者が訪問販売などの不意打ち的な取引で契約したり、マルチ商法などの複雑でリスクが高い取引で契約した場合に、一定期間であれば無条件で一方的に契約を解除できる制度です。
訪問販売(キャッチセールスやアポイントメントセール等を含む)の場合は8日間以内となります。
クーリング・オフは必ず書面でクーリング・オフができる期間内に行います。ハガキでできますのでハガキに契約解除の意思、契約内容、契約者情報等を明記して契約した販売会社へ送ります。クレジット契約の場合は信販会社にも同時に通知します。ハガキは必ずコピー(両面)を取り保管しましょう。
くわしくは国民生活センターHPをご覧ください。
国民生活センター http://www.kokusen.go.jp/
それでもよくわからずお困りの場合には、消費生活全般に関する苦情や問い合わせなど、消費者からの相談を専門の相談員が受け付けてくれる窓口(消費者センター等)があります。全国統一番号のホットラインとなります。
【さいごに】
もし訪問販売からの提案をうけて蓄電池に興味が湧き購入を検討することになっても即決せずに複数の会社からも見積をもらい比較をするべきと考えます。
また蓄電池も太陽光発電と同じく設置後のアフターを考え設置後も安心できるように信頼できる販売会社から購入することをお勧めします。
蓄電池訪問販売の会社が必ず悪質であるとは限りませんが、やはり中にはそのような会社もありトラブルが発生しているのが事実であることを認識し、慎重に検討したほうがいいでしょう。
当社は静岡県浜松市を拠点にLPガス事業を主とした創業60年以上のエネルギー会社であり、太陽光発電事業は10年の実績があります。
太陽光発電はもちろんのこと蓄電池についても必ず皆様のお役に立てると考えております。是非ご検討の際にはお気軽にお問い合わせください。