省エネ・創エネ お役立ちコラム
2019年10月01日太陽光発電
太陽光発電「自家消費」のススメ。導入事例のご紹介
【太陽光発電「自家消費」のススメ。導入事例のご紹介】
今回は、浜松市内の美容室さんに導入していただいた太陽光発電システムの導入効果についてご紹介します。
美容室さんは日曜、祝日休みで営業時間は9：30から18：30です。
導入前の年間電気料金はおおよそ15万円ほどでした。
2018年4月から2019年3月までの電力ご使用状況から、太陽光発電システム（2018年3月発電開始）の導入効果をご紹介します。
【1年間の電力ご使用状況からみる太陽光発電システムの導入効果】
※電気料金計算は中部電力2019年9月時点の料金で算出しています｡
※電力契約は従量電灯50A契約
太陽光発電を設置していなかった場合、年間約16万円かかっていたはずの電気料金が、太陽光発電を設置したことで年間電気料金約5万円に圧縮することができました。
1年間の消費電力5,716kWhのうち約70％にあたる4,074kWhを太陽光発電からまかなうことができています。
残りの約30％にあたる1,642kWhは、太陽光発電から供給できず、電力会社から購入せざるをえない電力であり、発電することができない夜間の消費電力や、曇りや雨などの天気が悪いときの消費電力分となります。
【太陽光発電で発電された電力の値段は？】
「太陽光発電で賄った電力量」＝「削減できた電気料金」と考えることができます。
上記の1年間の使用実績から太陽光発電で発電された電力の値段を考えていきます。
太陽光発電で賄った電力量＝4,074kWh
削減できた電気料金＝159,039円－51,394円＝107,645円
このことから太陽光発電で発電した電力の値段は、107,645円÷4,074kWh≒26円/kWhとなります。
現在の売電単価は、10kW未満が24円/kWh、10kW以上が14円/kWhですので、「売る」よりも「使う」方がメリットが大きいのです。
【消費電力に応じた太陽光発電容量を設置することのメリット】
売電単価が下がってきている現在においては、発電した電力をご自分で使いきることで発電電力の価値を最大化させることができます。
今回ご紹介の美容室さんの消費電力量から考えると、4kW～5kW程度の太陽光発電を設置することで、多くの余剰電力を発生させず、発電した電力を上手に使っていけると考えられます。
システム価格が大変安価になった現在では、売電を考えることなく、電気料金の削減分だけで導入費用の回収ができる時代になっているのです。
“平日、休日関係なく日中の電灯電力のご使用量が多い”
“オール電化住宅で日中の電力ご使用量が多い”
“ペットを飼っていて年中エアコンを使っている”
このような方には特にオススメです。
一度ご検討してみてはいかがでしょうか？
