省エネ・創エネ お役立ちコラム
2018年02月13日太陽光発電
「2018年度以降の太陽光売電価格」と「電気料金」について
【「2018年度以降の太陽光売電価格」と「電気料金」について】
①2018年度以降の太陽光売電価格
2018年2月7日、経済産業省の調達価格等算定委員会にて、2018年度の「太陽光10kW以上(2,000kW未満)」の調達価格等の方針について、「案」として下記内容が検討されました。
3月末までに正式決定となりますが、こちらの内容通りと予想されます。
●太陽光10kW以上(2,000kW未満)の1kWあたり調達価格
・2018年度・・・18円+税(20年間)
※参考:2017年度・・・21円+税(20年間)
また、既に決定されている太陽光10kW未満については下記の通りです。
●太陽光10kW未満の調達価格(出力制御対応機器設置義務なし)
・2018年度・・・26円(10年間)
・2019年度・・・24円(10年間)
※参考:2017年度・・・28円(10年間)
●太陽光10kW(ダブル発電)の調達価格(出力制御対応機器設置義務なし)
・2018年度・・・25円(10年間)
・2019年度・・・24円(10年間)
※参考:2017年度・・・25円(10年間)
②電気料金(プラン例)
中部電力様と東京電力エナジーパートナー様で、現在使用されている「電化」の電気料金プラン一例は下記の通りです。
<中部電力様>
「Eライフプラン(新規加入廃止メニュー)」
・デイタイム(平日9~17時)・・・35.61円(税込)/kWh
・@ホームタイム(平日7~9時および17~23時、土・日・祝日等の7~23時)
・・・25.43円(税込)/kWh
・ナイトタイム(全日23~7時)・・・13.45円(税込)/kWh
※参考:電化以外の料金プラン一例「従量電灯B」の第2段階料金(120kWhを超え300kWhまで)料金・・・25.08円(税込)/kWh
<東京電力エナジーパートナー様>
「電化上手(新規加入廃止メニュー)」
・昼間時間(10時~17時)
夏季(7~9月)・・・38.72円(税込)/kWh
その他季・・・31.73円(税込)/kWh
・朝晩時間(7~10時および17~23時)・・・26.01円(税込)/kWh
・夜間時間(23~7時)・・・12.25円(税込)/kWh
※参考:電化以外の料金プラン一例「従量電灯B」の第2段階料金(120kWhを超え300kWhまで)料金・・・26.00円(税込)/kWh
上記のように、中部電力様・東京電力エナジーパートナー様共に昼間(平日)の電気料金は割高です。
※中部電力様35.61円(税込)/kWh、東京電力エナジーパートナー様夏季(7~9月)38.72円(税込)/kWh、その他季31.73円(税込)/kWh。
③さいごに
今回は「2018年度以降の太陽光売電価格」と「電気料金(プラン例)」について記載させていただきました。
上述の電気料金(プラン例)と比較した場合、今後の太陽光売電価格はご自宅で使用する電気料金よりも安価となってしまいます。
よって、太陽光での発電分を「売る」より、「使う」方がお得になります。
すると、昼間に使いきれない電気は「貯める」ことが求められます。
今後、太陽光で創られた電気を有効活用するには「蓄電池」の必要性が重視されることは間違いないですね!