省エネ・創エネ お役立ちコラム
2017年08月31日太陽光発電
屋根に穴を空なくても太陽光パネルは設置できるんです!
【屋根に穴を空けての工事に不安や抵抗がある方へ】
太陽光に興味はあっても屋根に穴を空けるのに不安や抵抗があり、結局まだ設置されていない方もいらっしゃると思います。穴を空けての施工方法は太陽光設置の基本工法で各メーカー施工基準があり、しっかりと講習を受け資格を持った作業者が施工をすれば雨漏りの心配はまずありません。
しかし中には問題のある施工により雨漏りを発生させてしまうことも実際にありますので心配になるのも当然かと思います。もし設置をするならば大切な家を守るために確実な施工をしてくれる業者を選ばなくてはなりません。
【金属屋根であれば穴を空けなくても設置できる工法があります】
そんな心配を解決してくれる施工方法を紹介します。
屋根の種類は金属屋根、主に材質はガルバリウム鋼板に限定されますが、条件に合う金属屋根であれば穴を空けずに設置できるキャッチ工法というものがあります。金属屋根といってもいろいろな種類がありますので事前確認は必要になりますが、今では金具メーカーや金具の種類も多くなり、それにより設置可能な屋根も増えてきました。
施工ができる一般的な金属屋根というと「立平葺き(たてひらぶき)金属屋根」や「瓦棒葺き(かわらぼうぶき)金属屋根」ですが、これらの屋根は流れ方向がレールのようになっていて、この部分に専用の金具で掴む(キャッチする)ことで固定をするためキャッチ工法と呼ばれます。最近では横葺きの金属屋根にも対応できる金具が出てきました。
㈱ダイドーハント 太陽光関連商品・屋根関連商品カタログ(P19より)
【雨漏りの心配がなくなるだけではありません】
穴を空けないことで雨漏りの心配がなくなるだけでなく、軽い金具での設置が可能なこと、またフレームが不要になることで太陽光の総重量が軽く済み屋根への負担が減らせるというメリットがあります。やはり一度設置すれば、建て替えや取り壊しすることがなければ撤去することはなかなかないと思いますので、長期的に考えれば屋根への負担も当然少ないほうがいいですし、いつ来るのかわからない地震に対しても屋根上の重量の少ない家のほうが被害を軽減できると考えます。
【まとめ】
屋根に空けないキャッチ工法での太陽光発電システムであれば、雨漏りの心配がなくなるだけでなく、家自体への負担が少なく済むというメリットも得られ、今まで設置をしたくてもできなかった方にも安心して太陽光発電のある快適な生活を手に入れられるはずです。まだまだメリットが多い太陽光発電を屋根に穴を空けないキャッチ工法で是非ご検討してみてはいかがでしょうか?