省エネ・創エネ お役立ちコラム
2017年07月31日太陽光発電
太陽発電システムの構成(一般住宅編)
【①太陽光発電システムはどうやって屋根に乗っているの?】
いまや太陽光発電システムがおうちに設置してある光景は珍しくありませんよね。
みなさん、あの太陽光パネルの下の「土台」ってどうなっているのか考えたことありますか?
メーカー様や屋根材によっていくつかの種類がありますが、ここでは屋根材が「瓦」の場合の2つの例を見てみましょう。
【2つの違いは?】
(A)瓦に穴をあけ、穴から架台を支えるボルトが出ます。このままだと、穴から雨水が浸入してしまうのでゴムキャップをかぶせ、さらにその上から太陽光用コーキングを覆って防水処置をします。
(B)瓦には穴をあけず、同寸法の太陽光用瓦(アルミダイキャスト製)に差し替えます。
【良い点は?】
(A)既存の瓦自体を使用するので、材料費がかからない。
(B)瓦を差し替えるので穴をあけず、見た目も良い。
【気になる点は?】
(A)瓦に穴をあけることに抵抗がある方もいらっしゃる。
(B)太陽光用瓦(アルミダイキャスト製)を使用するので、材料費が高くなる。
【②太陽光発電システムの心臓部は?】
もちろんどの部分も重要ですが、特に重要な機器として「パワーコンディショナー」が挙げられます。パワーコンディショナーとは、太陽光パネルで作られた直流電気を交流電気に変換する機械です。一般住宅で考えてみると、おうちで使える電気に変換する為の機械で、システムの中枢と言っても過言ではありません。
このパワーコンディショナーは製品によって、「屋外タイプ」のものと「屋内タイプ」のものがあります。
【良い点は?】
(A)「屋外」に設置する為、屋内のスペースを削減する必要がない。
(B)「屋内」に設置する為、汚れにくい。また、湿気の影響も受けにくい。
【気になる点は?】
(A) 「屋外」に設置する為、湿気の影響が気になる方もいらっしゃる。
(B) 「屋内」に設置する為、設置スペースを確保する必要がある。また、本体より微音が発生すること、本体上部より熱が発生することが挙げられる。
【最後に】
今回は、「太陽光発電システムの構成(一般住宅編)」として、①「土台」となる部分、②心臓部である「パワーコンディショナー」をご紹介させて頂きました。
太陽光発電システムは高価なお買い物です。だからこそ情報収集をし、お客様のニーズに合ったものをお選び頂くことが大変重要です。
また、複数社からお見積もりを取って各社の話を聞くことで、永くお付き合いのできる業者がわかり、お客様の良きパートナーになるものだと存じます。