省エネ・創エネ お役立ちコラム
2019年09月03日蓄電池
ご新築後の後付け蓄電池
【ご新築後の後付け蓄電池】
「新築時は太陽光だけを設置して、数年後に蓄電池を設置したいけど、どうしたらいいの?」という方がいらっしゃいます。
建物の構造等の関係で、ご新築時に予め事前施工をしておく事で、将来蓄電池を設置する際に、ご新築時に設置した場合と同様に、見栄えよく取付する事が出来ます。
今回は、パナソニックの後付け蓄電池(1台)の例を挙げてみます。
・ご新築時は、太陽光パネルのみを設置。パワーコンディショナは、後から蓄電池取付可能な「パワーコンディショナR」を選択。
・将来、蓄電池設置時に必要な、「充放電コンバータ(屋外または屋内設置)」と「蓄電池ユニット(屋内設置)」の間に「空配管(φ16とφ22を1本ずつ)」を施工しておく。
※両者の設置場所を予め決めておく必要あり。
・パワーコンディショナRから分電盤までの通信線等を先行配線・配管しておく。
・その他、停電時の電気回路やコンセントを決めておく。
上記を予め施しておくことで、蓄電池の後設置が大変スムースになります。
ちなみに上記の蓄電池は「特定負荷型」の蓄電池です。
非常時には「予め選定した電気回路」(例えば、リビングの電気・コンセント、冷蔵庫等)のみで電気使用可能となります。
また、電圧100V機器に限られ且つ20Aまでとなります。
IHコンロやエコキュート等の200V機器は使用できません。
このようにご新築後の後付け蓄電池は、事前の密な打ち合わせ・準備等が必要です。
特に、お客様と建築業者様、電気業者様、太陽光・蓄電池業者様との事前打合わせが重要になります。
きちんとした事前準備を施し、後付け蓄電池を設置される事をお勧めします!