省エネ・創エネ お役立ちコラム
2019年08月27日太陽光発電
台風シーズン真っ只中! 太陽光発電で注意すること
【台風シーズン真っ只中! 太陽光発電で注意すること】
みなさん、お盆休みはいかがお過ごしだったでしょうか?
8月15日に広島県に上陸した台風10号の影響で、落ち着かなかった方も多かったのではないでしょうか。
台風の月別発生数が最も多いのは8月、次いで多いのは9月になります。
また、8月から9月にかけて発生する台風は日本付近を通ることが多くなりますので、今後も注意が必要です。
※気象庁HPより
※気象庁HPより
「日本への上陸数」とは台風の中心が北海道、本州、四国、九州の海岸線に達した場合をいいます。
ここ30年では、台風の発生数は8月が最も多いですが、日本への上陸数は9月が最も多いことがわかります。
さて、私たち静岡県の台風上陸数はどうでしょうか。
〈台風 上陸数が多い都道府県 1951年~2019年第3号まで〉
※気象庁HPより
1951年以降の統計において静岡県への上陸数は全国第4位でした。
太平洋側へ長い海岸線をもつ都道府県が当然ながら多くなっています。
【太陽光発電 台風シーズンに注意すること】
◎強風による太陽光パネルの飛散事故
昨年の台風21号や24号によって太陽光パネルの飛散事故が数多くあったといいます。
(当社施工先では昨年の台風24号によるパネル飛散事故は0件でした。)
太陽光パネルや架台の固定部に緩みがないかなどをチェックすることが事故の防止に繋がります。
施工した会社へ点検を依頼することがいいでしょう。
昨年の台風21号の暴風で屋根(折板屋根)が飛んでしまった建物。
台風による暴風では想像を超える被害が発生します。
◎飛散した太陽光パネルでの感電事故
太陽光パネルは、飛散事故等によって破損・浸水した場合においても、光があたることによって発電しています。そのような設備を見かけたら決して触れないようにしましょう。
※一般社団法人太陽光発電協会「太陽光発電システムの水害時の感電の危険性について」より
◎飛来物による太陽光パネルの破損
暴風により飛ばされてきたものによって太陽光パネルのガラスが割れてしまうことがあります。
野立の太陽光発電設備であれば、パネルを間近で見ることができるので目視の点検で気付くことができますが、屋根に設置されたパネルでは簡単に気付くことはできません。
しかも、ガラスが割れてもしばらくの間は普段と変わりなく発電をしますので、なおさら気付くことはないのです。
太陽光パネルのガラスが割れると、衝撃を受けた箇所から放射状にヒビが広がるため、正常なパネルと比べるとパネル表面が白っぽく見えます。これが目視で見分ける唯一の手がかりとなります。
ガラスが割れたパネルを放置しておくと、浸水による腐食などで内部抵抗が高まり、いずれ発電しなくなってしまうと考えられます。
暴風によって周辺からの飛散物があっただろうと思われる方は、施工会社等へ点検を依頼されることをお勧めします。