太陽光発電の余剰電力を活用するには．．．

省エネ・創エネお役立ちコラム

2019年06月21日太陽光発電

太陽光発電の余剰電力を活用するには．．．

【太陽光発電の余剰電力を活用するには】

2019年11月より住宅用太陽光発電による余剰電力買取の期間満了にあたり、中部電力より期間満了後の買取について発表がありました。

太陽光発電を設置されている買取満了対象のご家庭にとっては、蓄電池導入を検討、中部電力の買取プランからの選択、その他はさまざまな選択肢が出てくると思いますが、エネジンでは、より余剰電力を有効活用できるご提案を『オール電化の住宅』『ガス･電気併用の住宅』向けにそれぞれにご用意しました。

『オール電化の住宅』には
◎太陽光発電　＋　『エコキュート　→　余剰電力活用型エコキュート』

『ガス･電気併用の住宅』には
◎太陽光発電　＋　『ガス給湯器　→　ECO ONE（エコワン）』

日常生活においてお湯は必ず使います。エコキュート、ガス給湯器ともにお湯を創るためには必需品です。そのお湯を創るシステムを『太陽光発電の余剰電力を活用できるシステム』へ更新するご提案です。

通常エコキュートは安い深夜電力を利用してお湯を沸かします。
オール電化の住宅向けには『太陽光による余剰電力で昼間にお湯を沸かす』ことができる『余剰電力活用型エコキュート』へ更新することで今までとは真逆の考え方により電気代を削減します。

また、ガス・電気併用の住宅のご家庭はガス給湯器でお湯を作っています。ガス給湯器は基本的に『お湯を作るだけ』です。もし太陽光発電を設置されているようであればエコキュートと同じく『太陽光による余剰電力で昼間にお湯を沸かす』ことができるため、買取満了を迎えるご家庭の場合、中部電力へ売電するよりもお得に太陽光発電により創られた電気を有効活用できます。

太陽光発電を設置されていて今年2019年に買取満了を迎える10年前にご新築されたご家庭ではちょうどエコキュートまたはガス給湯器の買い替え時期ではないでしょうか？

中部電力の発表の通り、今後の買取価格が7～9円／kWhとなった場合、太陽光発電の余剰電力でお湯を沸かす方が、ナイトタイムの電気料金13.45／16.00円／kWh（Eライフプラン／スマートライフプラン）を使いお湯を沸かすよりも安くできます。
太陽光発電により創られた電気をエコキュート、エネワンのようなヒートポンプ給湯器で利用することは家庭用蓄電池2～4kWhを導入した時と同じ効果があるそうです。

※科学技術振興機構報第1259号より
https://www.jst.go.jp/pr/info/info1259/index.html

これから電気料金は更に値上がりが予想されているため導入による削減効果はより大きくなっていくことが考えられます。

買取満了がいよいよ迫ってきた今、蓄電池導入を検討される方からのお問い合わせを多くいただくようになってきました。蓄電池があれば日々の電気削減はもちろん、災害対策としての備えとして安心できるものになります。
ただ、まだまだ購入するには金額のハードルが高いようで「高くて買えない」「もう少し様子を見てから」という声が多いです。