省エネ・創エネ お役立ちコラム
2018年06月13日太陽光発電
今さらだけど「太陽光発電とオール電化」って相性いいの?
【そもそもオール電化って?】
オール電化とは、ご家庭で使用するエネルギー(熱源)をすべて電気でまかなうことをいいます。
ご家庭で使用する主なエネルギーとは、①給湯、②コンロ、③冷暖房です。
また、①~③では一般的に①が、より多くの電力を消費します。
①のエコキュートは、各電力会社のオール電化向け料金プランを使用することにより、夜間の安価な電気を使用してお湯を作ります。
この「夜間の安価な電気料金を使用できる」ことがオール電化のメリットの一つです。
そして、エコキュートが「キーポイント」の一つです。
【オール電化に適した電気料金プラン】
一般的なオール電化に適した電気料金プランにした場合は、前述のとおり、夜間の電気料金が割安となります。
一方で、昼間の電気料金が割高になります。
一例として、ガスをご使用されている電気料金プランの昼間料金約25円(税込)/kWhが38円(税込)になります。
【太陽光発電とオール電化】
2018年度10kW未満(出力制御対応機器設置義務なし)の、太陽光売電単価は26円/kWhです。
この10kW未満太陽光発電システムの場合、太陽光モジュール(パネル)で発電中の電気は、まずご家庭で使用されている電気にまかなわれます。
そして、余った電気を26円/kWhで売るしくみです。
ここで、前述の「オール電化に適した電気料金」をご覧ください。
例に挙げた昼間の電気料金は38円(税込)です。
売電すると26円/kWhの電気ですが、より高い38円(税込)/kWhにまかなわれることによって、「26円の価値の電気」が「38円の価値の電気」に替わるのです。
これが相性がよいといわれる理由です。
【さいごに】
今回は、太陽光発電とオール電化について記載させていただきました。
上述のとおり、2つの相性は良いです。
但し、「太陽光発電システム設置=オール電化」というものでもありません。
冒頭に「エコキュートがキーポイントの一つです」と記載させて頂きましたが、ガス給湯器をご使用で給湯量が少ない場合では、オール電化にしてもメリットが出ない場合があります。
また、オール電化住宅で停電した場合は、すべてのエネルギー(熱源)供給が途絶えてしまうため、給湯・調理・冷暖房ができなくなります。
そのため、あえてエネルギー(熱源)はガスと電気の2つをご希望のお客様もいらっしゃいます。
いずれにしても、お客様のニーズに合った組み合わせにすることが一番ですね。