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省エネ・創エネ お役立ちコラム

2017年10月16日太陽光発電

太陽光パネルは水道水で洗ってはいけない?

【太陽光パネルは水道水で洗ってはいけない?】

ご自宅の太陽光パネルの洗浄について考えたことはありませんか?
取り付けてから洗浄していない方のほうが多いと思います。もしかしたらご自分で屋根に上がって危険な状況で水道ホースを伸ばしてやった方がいるのでは?と心配をしてしまいます。しかし水道水で太陽光パネルを洗うことについて実はパネルにとっていけないことだと言われています。

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【なぜいけないのか?】

 水道水には「安全でおいしい水」にするためにカルキが入っています。これはみなさんもご存知だと思います。水道水でパネルを洗浄してすぐに拭き取らないで蒸発させてしまうとこのカルキの成分が白い異物といて固着してしまい取り除くことが困難になってしまうのです。

【そもそもカルキってどんなもの?】
 
 カルキを辞書で引くと「石灰の意」「クロールカルキ(ドイツ語)、さらし粉の俗称」などと紹介されています。さらし粉は塩素を吸収させた消石灰、「カルキ臭」といえば塩素のニオイを指します。ツンと鼻を突くようなプールから漂う香りですね。ですが殺菌のために塩素が欠かせないのも事実です。水道法では水道水の中に残留塩素を0.1mg/L以上含むよう規定されています。

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【どうやって洗浄すればいいか?】
 屋根上のパネルの洗浄は、自分自身でやることは極めて危険で困難な作業ですので、たとえ水道水でなく専用の道具や洗浄水が用意できたとしてもおすすめはしません。基本的に太陽光パネルは雨で汚れが落ちるように設計されていますが(写真参照)、設置角度が低い場合、雨では落ちない鳥の糞などの汚れに油脂を含むと時間とともにパネルに固着し、発電量の低下に繋がる場合もあります。やはりどうしても洗浄する場合は専門業者へ依頼したほうがよいです。

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【さいごに】
太陽光パネルの汚れは気になるかもしれませんが、絶対やらなければならないかというと必ずしもそうではありません。しかし発電量が低下するのでは?鳥の糞により故障してしまうのでは?という心配を解消するには洗浄をしたほうがいいかもしれません。見た目に汚い状態を取り除きたいだけであれば屋根上の汚れが下から見えるほどではないのでそれほど気にしなくてもよいのではと思います。雨によりある程度の汚れは落ちますので。例外として地上に設置された太陽光でしたら屋根上のような危険にはなりませんのでご自分での作業が可能です。前述の通り、基本的に雨で汚れが落ちるように設計されているということは雨の水は問題ないということになりますので、雨の日にガラス用の清掃道具できれいにすることが可能です。これなら多少手間は掛かっても費用は掛かりませんね。
 今後、屋根上の太陽光パネルの洗浄を検討されている方、決して自分でやらないようにしてほしいと思います。万が一のことがあってはいけませんので、ご検討される際には是非ご一報ください。

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