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省エネ・創エネ お役立ちコラム

2017年09月21日太陽光発電

太陽光パネルに鳩が巣を作る!?

【太陽光パネルに鳩が巣を作る!?】

太陽光発電が普及してきた今日、
最近こんな問い合わせをよく頂くようになりました。
「うちの太陽光パネルの下に鳩が巣を作ってるみたいなんだけど…」

太陽光パネルと屋根の間には隙間があります。
(一部、 屋根一体型の太陽光は隙間がありませんが、ほとんどの場合は隙間があります。)
隙間は人間の手首くらいしかありません。
初めて聞いたときは、鳩があんな狭いところに入れるのかと正直疑っていました。
ですが実際調べてみると、4センチくらいあれば侵入可能だとの事。

【鳩の生態】

ここで簡単に鳩の生態をご説明いたします。

・1年中繁殖が可能
繁殖期はありますがいつでも繁殖可能。繁殖力が高い。
・帰巣本能、方向感覚が優れている
昔、伝書鳩に使われていたように一度覚えた場所は忘れずに帰ってきます。
・執着性が高い
その場所に危険や不安を感じたり、侵入対策をしなければ再び戻ってきます。

【被害内容】

まずは糞害です。
屋根、太陽光パネルに糞をされてしまいます。
太陽光パネルに大量の糞をされてしまうと、影ができているのと同じ状況ですので発電量に影響をもたらしてしまいます。
ひどい場合は発電量低下だけでなく、故障の原因、寿命を短くしてしまう恐れがあります。
また、鳩の糞は強い酸性のため金属を腐食させてしまう事もあります。

ケーブル(電気配線)などへの損傷の恐れ
太陽光パネルと太陽光パネルはケーブルでつながれており、これらは太陽光パネルの下
でつながっています。
鳩がこの中に侵入してしまえば、ケーブルなどに損傷を与える可能性があります。

雨樋への詰まり
鳩は巣作りのために草やゴミを集めてきます。
これらが雨樋に流れ詰まりの原因となってしまいます。

【巣の撤去】

では、鳩に巣を作られてしまった場合はどうすれば良いのでしょうか。
巣の撤去自体には問題はありませんが、卵やヒナがいる場合は要注意。
「鳥獣保護及び狩猟に関する法律」に違反してしまうため、県知事に事前の届け出が必要になります。
ただし屋根作業は危険も伴いますし、むやみに自分で行うとそれこそケーブルを傷めつけたりする可能性があります。巣を作られた場所によっては太陽光パネルを外す必要があるので無理をせずに専門業者などに依頼しましょう。

【対策】

一度巣を作られてしまったところは、また戻ってきてしまう可能性が高い
ので侵入対策を施すのが一番です。
注意点としては、太陽光パネルは熱に弱いです。
太陽光パネルと屋根の隙間を完全に覆ってしまうと、熱がこもり発電量を低下
させてしまいます。
太陽光パネルの周囲をネットなどで囲う事で通気性を保ちながら侵入対策することができます。
やはり専門業者にこちらも合わせて依頼するように致しましょう。

さいごに
鳩の侵入対策は高所作業のため足場工事が必要になるケースが多いです。
その分費用が掛かってしまいます。
これから太陽光の施工を考えている方は最初の施工時に前もって侵入対策をしておくことも考えておきましょう。

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