省エネ・創エネ お役立ちコラム
2017年08月08日太陽光発電
工場・倉庫の屋根活用 低コスト高収入の太陽光設置
太陽光の施工には様々な施工方法があります。
まずは一般住宅
元々勾配がある屋根なので有効活用できます。
最近の新築は太陽光が設置されている住宅の割合が非常に多くなりましたね。
次は土地型太陽光
遊んでしまっている土地を活かして収入を生み出します。
基礎を打ち、架台を組む「野立て」ともいわれる施工方法です。
車を運転していると、太陽光パネルがずらっと並んでいる景色もよく見る様になりましたね。
そして、今回のテーマはこちら!
工場や倉庫の屋根への太陽光施工です。
一般的にこの様な屋根が多いです。
この屋根
太陽光に向いてます
【なぜ太陽光にむいてるの?】
工場や倉庫になるので比較的屋根面積が広いのです。
屋根面積が広いので太陽光発電10kW以上の設置が可能になります。
10kW以上だと売電価格が20年間の固定買取に対象となります。
ちなみに10kWに満たないと10年間の固定買取なので倍の期間になるのです!
【架台が軽量かつ安価】
太陽光施工において、パネル取付の土台となる架台ですが
工場や倉庫の屋根でしたら屋根とパネルを連結させる金具のみで施工できるケースがほとんどです。
架台が少ないので軽量化が可能になり、さらに費用も安く抑えることができるのです。
【屋根を発電所に】
ではちょっと試算をしてみましょう。
静岡県浜松市で15.2kWの太陽光を施工したと仮定します。
工場・倉庫の屋根は勾配がほとんどない場合が多いので傾斜角度0度で試算しました。いわゆる水平ですね。
20年間の予測累計発電量は298,800kWとなりました。
<試算>
ではここの発電所はいくらで電気を作り、そしていくらで売る事ができるのでしょうか?
①施工費用3,500,000円の場合
3,500,000円 ÷ 298,800kW = 約11.71円
②施工費用4,000,000円の場合
4,000,000円 ÷ 298,800kW = 約13.39円
(金額は全て税抜)
この金額が1kWの電気を発電するのに掛かった費用を割り出したものです。(20年間)
ではこの発電した電気いくらで売れるのでしょうか?
・・・・21円です!! (平成29年度)
利益がでてますね!
では最後の試算に移りましょう!
<収入>
①21円 - 11.71円 = 9.29円
②21円 - 13.39円 = 7.61円
これが発電量1kWあたりの収入になる訳です。
20年間で発電できる量は298,800kWでしたので計算してみましょう。
①9.29円 × 298,800kW = 2,775,852円
②7.61円 × 298,800kW = 2,273,868円
なんと20年で2,000,000円以上の売電収入が生まれました!
ちなみに20年以降は固定買取制度が終了しますが
初期投資は既に償却していますので、買取してもらえれば買取価格=利益になります。
工場や倉庫の屋根、一度検討してみてはいかかでしょうか?
事前に現場状況を確認して貰うことも忘れずに!